不妊治療コラム

COLUMN

当院における初診の流れと費用

2026.10.7当院について

不妊治療を考え始めたとき、「初診ではどんなことをするのだろう」「費用はどれくらいかかるのだろう」と、受診をためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、当院で初めて受診される際の流れと、初診で行う検査、そしてその費用の目安についてご紹介します。初めての受診の前に、少しでも安心していただくための参考になれば幸いです。

ご予約について

当院は完全予約制となっています。初診の方は、お電話またはホームページからご予約ください。

また、可能であれば、ご来院前にWeb問診票へのご入力をお願いしています。あらかじめ問診の内容を確認しておくことで、当日の診察をスムーズに進めることができ、待ち時間の短縮にもつながります。

当日の持ち物

これまでに他の医療機関で検査や治療を受けたことがある方は、その際の検査結果をお持ちください。また、可能であれば紹介状もお持ちいただけると、これまでの経過をより正確に把握することができます。なお、紹介状は必須ではありませんので、ご用意が難しい場合もどうぞご安心ください。

ご夫婦での来院について

不妊治療はご夫婦で取り組んでいく治療ですので、できればご夫婦そろってご来院いただくことが望ましいと考えています。

ただし、必須ではありません。お仕事などのご都合もあると思いますので、無理にご夫婦でお越しいただく必要はありません。まずはお一人でのご来院でも、お気軽にご相談ください。

初診で行う検査

当院では、初診の際に主に次のような検査を行っています。それぞれの検査には、これからの治療を安全に進めるための大切な目的があります。

尿一般検査

妊娠する前の段階で、妊娠後に起こりうる合併症のリスクがないかを確認するための検査です。

経腟超音波検査

子宮や卵巣に、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの器質的な病気がないかを確認します。

クラミジアPCR検査

クラミジア感染症は、自覚症状がないことも多い一方で、妊娠しにくくなる原因のひとつとされています。また、検査や処置の際に、子宮の中やおなかの中に感染が広がってしまうことを防ぐためにも、あらかじめ確認しておくことが大切です。

子宮頸部細胞診(子宮頸がん検診)

最近、子宮頸がん検診を受けていない方には、子宮頸部の細胞診を行います。妊娠・出産に向けて、事前に確認しておきたい検査のひとつです。

初診の費用の目安

上記の検査をすべて保険診療で行った場合の、初診料を含めた費用の目安(3割負担)は、次のとおりです。

項目点数
初診料291点
尿一般検査26点
経腟超音波検査530点
クラミジアPCR検査(判断料を含む)338点
子宮頸部細胞診(検体採取・判断料を含む)365点
外来・在宅ベースアップ評価料、物価対応料(初診時)25点

 

合計点数窓口負担(3割)
子宮頸部細胞診なしの場合1,210点約3,630円
子宮頸部細胞診ありの場合1,575点約4,730円

 

※保険診療では1点=10円で計算し、その3割が窓口でのご負担となります。点数や自己負担などについては、制度改正により将来変更となる可能性がございます。

※外来・在宅ベースアップ評価料と物価対応料は、国の制度に基づき、初診時にどの患者様にも算定される項目です。

※患者様ごとに、その日に行う検査や処置の内容によって、実際の金額は前後することがあります。あくまで目安としてお考えください。

最後に

不妊治療の第一歩となる初診は、誰でも緊張するものです。当院では、患者様が安心して治療をスタートしていただけるよう、検査の目的や今後の流れについて、一つひとつ丁寧にご説明しています。

内診に不安がある方は、コラム「内診が苦手な方、不安な方へ」もあわせてご覧ください。わからないことや心配なことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆様のご来院をお待ちしております。

 

執筆・監修
オガタファミリークリニック 院長 緒方 誠司

  • 医学博士(大阪大学)
  • 日本産科婦人科学会専門医
  • 日本生殖医学会認定生殖医療専門医
  • 日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医
  • 母体保護法指定医
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