不妊治療、いつ受診すればいい? ―受診の目安について―
2026.10.9当院について
「赤ちゃんがほしいけれど、なかなか授からない」「でも、不妊治療のクリニックを受診するのはまだ早いかもしれない」。そんなふうに迷いながら、受診のタイミングを考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、一般的にいわれている受診の目安と、当院の考え方についてご紹介します。
一般的な受診の目安
日本産科婦人科学会では、妊娠を望むご夫婦が、避妊をせずに性生活を送っているにもかかわらず、1年間妊娠しない状態を「不妊症」と定義しています。
また、女性の年齢が35歳以上の場合には、半年ほど妊娠しなければ受診を検討することが、一般的な目安とされています。年齢とともに妊娠のしやすさは少しずつ変化していくため、早めに検査を受けておくことに意味があるからです。
当院では、期間にこだわらず、気軽にご相談ください
ただ、これはあくまでも一般的な目安です。当院では、お子さんを望んでいらっしゃる方で、次のようなお気持ちがあれば、妊活の期間に関係なく、気軽にご受診いただくことをおすすめしています。
・「なんだか、うまくいかないな」と感じている
・「できるだけ早く、赤ちゃんがほしい」と思っている
・「体のことで、気になることがある」
「1年たっていないから」「まだ様子を見たほうがいいのかな」と、ひとりで悩み続ける必要はありません。受診したからといって、すぐに治療を始めなければならないわけではありません。まずは検査で今の状態を知り、そのうえで、どのように進めていくかを一緒に考えていきましょう。
たとえば、こんなことが気になる方は
次のようなことに心当たりがある方は、妊娠しにくさにつながる原因が隠れていることもあります。早めにご相談いただくと安心です。
・月経の周期が不規則、または月経がこないことがある
・月経痛が強い、年々ひどくなっている
・子宮筋腫や子宮内膜症などを指摘されたことがある
・過去に骨盤内の手術や、性感染症の治療を受けたことがある
・ご年齢が気になっている
まだ妊活を始めていない方も
「これから妊活を始めたい」「将来に備えて、今の体の状態を知っておきたい」という方には、自費診療でのブライダルチェックも行っています。ご結婚前後の方や、妊娠を考え始めた段階の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
男性お一人での受診も可能です
妊娠しにくさの原因は、女性側だけにあるとは限りません。当院では、男性お一人でのご来院や、精液検査のみのご受診にも対応しています。ご夫婦で一緒に検査を受けることで、より早く適切な治療方針を立てることができます。
通いやすい環境づくり
受診をためらう理由のひとつに、「仕事が忙しくて通えるか不安」ということもあると思います。当院では、少しでも通いやすいように、次のような体制を整えています。
・夕診(夜診)を行っており、お仕事帰りにも通院していただけます
・土曜日・祝日も診療しています
・女性医師が在籍しています
・JR芦屋駅・阪急芦屋川駅から徒歩圏内です
また、完全予約制とし、できるだけお待たせしないための工夫も行っています。詳しくは、コラム「待ち時間を短くするための当院の取り組み」もご覧ください。
最後に
不妊治療のクリニックを受診することは、決して特別なことではありません。「まだ早いかな」と迷っている段階でのご相談も、私たちは歓迎しています。
初診の流れや費用については、コラム「当院における初診の流れと費用」でご紹介していますので、あわせてご覧ください。お子さんを望む皆様の第一歩を、私たちが丁寧にサポートいたします。
執筆・監修
オガタファミリークリニック 院長 緒方 誠司
- 医学博士(大阪大学)
- 日本産科婦人科学会専門医
- 日本生殖医学会認定生殖医療専門医
- 日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医
- 母体保護法指定医